
エクセルで乱数作るために毎回ネット検索…もう面倒くさい!

RAND関数って名前は聞くけど、使い方が正直よく分からない…
そんなあなたに朗&報!
実はRAND関数、使いこなせば作業が爆速になる超便利関数なんですよね。
この記事では、RAND関数の基本から、意外と知らない応用ワザ、乱数固定の方法まで、初心者さんにも分かりやすく徹底解説します!
もう、ネット検索で時間を無駄にするのは終わりにしましょう!
この記事を読めば…
- RAND関数の基本操作から、小数点、整数、範囲指定まで、自由自在に乱数を操れる!
- 乱数固定で分析も安心! データ活用がレベルアップ
- RANDBETWEEN関数との使い分けで、用途に合わせて最適な関数を選べる
- VBAと連携すれば、エクセル作業の自動化も夢じゃない!
さあ、あなたもRAND関数マスターになって、エクセル作業を効率化しませんか?

RAND関数で業務効率UP!乱数生成で作業がスムーズに

「どんな関数?」基本機能と概要
「エクセルでのデータ分析や、資料作成をもっと効率化したい…」そんな時に役立つ便利な関数をぜひ覚えましょう!
ランダムな数値の取得
RAND関数とは、「乱数」つまりランダムな数値を生成するための関数です。
具体的には、「=RAND()」とセルに入力するだけで、そのセルに0以上1未満の小数がランダムに表示されます。


しかもこれ、ただ乱数を出すだけじゃありません!
ワークシートが再計算されるたびに、このRAND関数で生成された数値も自動で変わるんですよね。毎回違う数値が出てくるので、まさにランダムって感じがしませんか?
目的と位置づけ
で、このRAND関数は一体何に使うのか?
RAND関数のすごいところは、難しいプログラミングの知識がなくても手軽に乱数を扱えるところにあります。
例えば、
・くじ引きの当選者を決めたい
・ランダムなデータを作って分析したい
・ゲームの要素をエクセルに取り入れたい
みたいな時にめちゃくちゃ役立ちます!
「新しいお店の場所、どこにしようかな…」と悩んでいる時に候補地をいくつかリストアップして、RAND関数でランダムに選んでみるなんて使い方もできますよ!
「こういう時に使うんだ!」役立つシーンとメリット
使用シーン例
RAND関数がどんな時に役立つか、具体的なシーンをいくつかご紹介しますね。
【抽選】
イベントやキャンペーンで参加者に番号を振って、RAND関数で当選者をランダムに決められます。公平な抽選もあっという間ですね!
【データ作成】
大量のテストデータが必要な時、手作業で一つ一つ入力するのは大変ですよね。RAND関数を使えばランダムな数値を大量に生成できるので、データ作成がすっごく楽になりますよ!
【ゲーム】
エクセルで簡単なゲームを作りたい時に、サイコロの目やカードの順番をランダムに決めたいとします。そんな時にRAND関数を使えば、ゲームにランダム性を簡単に取り入れられますね!
【品質管理】
工場での製品検査、全部チェックするのは大変すぎますよね。RAND関数でランダムに製品を選んで検査することで、効率的に全体の品質を把握できます。
RAND関数を使うメリット
RAND関数の一番のメリットは、やはり「手軽さ」ですね。
=RAND()
入力する内容が少ない&難しい設定も一切なしで、すぐに乱数を作ることができるんです!
それに、画面を更新するたびに乱数が変わるので、
「ちょっと数値を変えてシミュレーションしたいな」
「色々なパターンを試してみたい」
なんて時に、すごく便利ですよ!
RAND関数の基本!エクセルが苦手な人でもわかる使い方

「構文は?引数は?」まずは基礎を覚えよう
構文
先ほども登場しましたが、RAND関数の書き方は以下↓
=RAND()
THE・シンプル。「RAND」って書いて、 ()で括弧閉じするだけです。
引数
RAND関数には引数がありません。つまり()内に入れる値がないんです。
もし、
=RAND(1)
みたいに何か入力しても、関数として機能しませんのでご注意を。

特定のエラーになってるというよりは、関数として認識されてない感じですね。
RAND関数の応用テク!作業効率がUPする活用法

「この組み合わせ便利!」活用シーンが広がる応用ワザ
単独で使うだけでも便利なRAND関数ですが、他の関数と組み合わせると、さらにパワーアップします!
いくつか便利な応用ワザをご紹介しますね。
小数点以下の桁数を指定する
普通にRAND関数を使用した場合、セル幅が初期状態の8.38(72ピクセル)なら、小数点以下第六位まで表示されます。


小数点以下、こんなにいらない…
という場合、リボンから表示桁数を減らすこともできますが、関数の併用でも表示桁数を減らすことが可能なんです。
=ROUND(RAND(),2)
この数式で使用しているROUND関数は、数値を四捨五入する関数。RAND() で作った乱数を、小数点以下第二位で四捨五入してくれるという内容ですね。

指定範囲の整数を作る
例えば、サイコロの目をシミュレーションしたいとします。
サイコロの目は1から6までの整数ですが、RAND関数は0から1未満の小数を出す関数なので、そのままでは使えません。
そこで、ちょっと応用して
=INT(RAND()*6)+1
こんな数式を使うことで、1~6までの整数をランダムに表示することができるようになります。


「6」の部分を好きな数字に変更することで最大値を調整できるので、ぜひ試してみてください!
指定範囲の整数を作る(より簡単な方法)
今回はRAND関数の紹介なので「指定範囲の整数を作る方法」をRAND関数で紹介しましたが、「指定範囲の整数を作る」ことが主目的であれば、実はRANDBETWEEN関数を使用するのが最適です。
=RANDBETWEEN(1,100)
この数式を使えば、1~100までの整数をより簡単に作ることができますよ!
RANDBETWEEN関数の詳細を知りたい方はコチラ↓
記事の最初のほうで「ワークシートが再計算されるたびにRAND関数で生成された数値も自動で変わる」のがランダムっぽいとお伝えしましたが、値が勝手に変わると困ってしまう場面も多々あります。
それを回避するための「乱数を固定する方法」も上記のRANDBETWEEN関数に関する記事で紹介していますので、ぜひご覧くださいね!
「さらに効率良くしたい!」VBAで活用の幅を広げよう
難易度はかなり上がってしまいますが、もし
「もっとRAND関数を自由自在に操りたい!」
「操作を自動化できないかな…」
そう思っているのなら、VBA (Visual Basic for Applications) の出番です。
VBAを使えば「大量の乱数を一気に生成」なんてことも簡単にできちゃうんですよね。
※VBAに関する情報についての注意点※
(必ず読んでください!)
ココをクリックすると詳細が開きます!
はじめに
この記事では、Excel VBA(Visual Basic for Applications)のような高度な機能についてのテクニックを紹介しています。
利用に伴うリスクと免責事項
以下に挙げるリスクは、VBAに限らず、高度な機能や技術、マクロ、スクリプト、プログラミングコード全般に共通するものです。
Excel以外のソフトウェアやツール、プログラミング言語を利用する場合にも、同様のリスクが存在することを理解してください。
セキュリティリスク
高度な機能や技術、特に外部から入手したマクロやスクリプトには、セキュリティ上の脆弱性や悪意のあるコードが潜んでいる可能性があります。
ウイルス感染、マルウェア感染、不正アクセス、情報漏洩などのリスクに繋がる可能性がありますので、信頼できない情報源から入手したコードは絶対に実行しないでください。
また、ご自身で作成または信頼できる情報源から入手した場合でも、完全に安全である保証はありません。
意図しない動作とシステムへの影響
コードの記述ミス、バグ、環境依存性などにより、意図しない動作を引き起こす可能性があります。
Excelファイルだけでなく、PC全体やシステムに悪影響を与える可能性があります。(例:フリーズ、動作不安定、データ破損、システムダウンなど)
最悪の場合、修復不可能な状態に陥る可能性も否定できません。
データ破損・消失のリスク
コードの誤動作やバグにより、Excelファイル内のデータが破損したり、消失する可能性があります。
特に、重要なデータやバックアップがないデータを扱う場合は、細心の注意が必要です。
依存性と互換性の問題
作成されたコードが、特定のExcelバージョン、OS、環境に依存している場合があります。環境が変わると、正常に動作しなくなる、エラーが発生するなどの問題が起こる可能性があります。
他のユーザーとファイルを共有する場合、互換性の問題が発生する可能性も考慮する必要があります。
パフォーマンスへの影響
複雑なコードや非効率なコードは、Excelの動作を遅くしたり、重くしたりする可能性があります。
また、大量のデータを処理する場合、処理に時間がかかり、作業効率を低下させる可能性もあります。
学習コストと保守性の問題
高度な機能や技術を習得するには、専門的な知識やスキルが必要であり、学習に時間と労力がかかります。
作成されたコードは、複雑で理解が難しく、保守や修正が困難になる場合があります。
コード作成者以外がコードを理解し、適切に管理・運用するには、さらに高度な知識とスキルが求められます。
情報源の信頼性と自己責任
ネット上や書籍で公開されているコードは、必ずしも正確で安全であるとは限りません。情報源の信頼性を十分に確認し、自己責任においてコードを利用してください。
記事の内容、コードの実行によって生じたいかなる損害についても、情報提供者は一切の責任を負いません。
利用時の推奨事項
標準機能の最優先
高度な機能や技術を利用する前に、必ずExcelやソフトウェアの標準機能で目的を達成できないか、十分に検討してください。標準機能で十分な場合や、より安全で簡単な代替手段がある場合は、そちらを選択することを強く推奨します。
代替手段の検討
VBA以外にも、Power Query、Power Pivot、関数、外部ツール連携など、より安全で効率的な代替手段が存在する場合があります。様々な方法を比較検討し、最適な手段を選択してください。
信頼できる情報源の厳選
コードや情報を入手する際は、公式ドキュメント、信頼できる書籍、実績のある専門家など、情報源の信頼性を慎重に確認してください。匿名掲示板や個人ブログなど、信頼性の低い情報源は避けるべきです。
コード内容の十分な理解
コードを実行する前に、コードの内容を完全に理解するように努めてください。一行一行、処理内容を理解できないコードは絶対に実行しないでください。 不明な点があれば、必ず専門家や経験者に相談してください。
段階的な導入とテスト
いきなり本番環境で使用せず、テスト環境で十分に動作検証を行ってください。簡単なコードから段階的に導入し、徐々に複雑な処理に挑戦していくことを推奨します。
セキュリティ対策の徹底
バックアップの徹底
コードを実行する前、および重要な作業を行う前には、必ずデータやシステム全体のバックアップを作成してください。万が一の事態に備え、復旧体制を確立しておくことが重要です。
免責事項の再確認と同意
この注意書きを熟読し、全てのリスクと免責事項を十分に理解・同意した上で、自己責任において高度な機能や技術を利用してください。少しでも不安や疑問がある場合は、安易に利用せず、専門家にご相談ください。
補足
この情報は、安全な利用を保証するものではありません。 あくまでリスクを理解し、適切な対策を講じるための情報として活用してください。
上記の注意喚起は、現時点で想定される一般的なリスクと注意点を網羅的に記述したものですが、技術は常に進化しており、予期せぬリスクが新たに発生する可能性も否定できません。
ご自身のスキルレベル、経験、責任範囲を常に意識し、過信することなく、慎重な姿勢で高度な機能や技術を利用するように心がけてください。
VBAで乱数を扱う時に使用するのは「Rnd関数」です。
VBAコード例1: セルA1に乱数を生成する
Sub GenerateRandomNumber()
Range("A1").Value = Rnd()
End Sub
まずは基本から。
このコードを実行すると、セルA1に0以上1未満の乱数が表示されます。RAND関数と同じですね。

VBAコード例2: 1から100までの整数乱数を10個生成し、A1からA10セルに出力する
Sub GenerateMultipleRandomNumbers()
Dim i As Integer
For i = 1 To 10
Cells(i, 1).Value = Int((Rnd() * 100) + 1)
Next i
End Sub
このコードを実行すると、A1からA10までのセルに「1から100までの整数乱数」が10個ズラッと並びます。

大量の乱数を生成したい時に超便利!
VBAコード例3: 各シード値ごとに異なる乱数列を生成し、再現性を確保する方法
Sub GenerateMultipleRandomSequencesToSheet()
Dim i As Integer
Dim j As Integer
Dim rowOffset As Integer
Dim seeds(2) As Integer ' Integer型の配列を明示的に宣言
Dim dummy As Double
' シード値を設定
seeds(0) = 123
seeds(1) = 456
seeds(2) = 789
' 出力開始セル(A1)を基準に行オフセットを設定
rowOffset = 1
' ワークシートをクリア
Cells.Clear
For j = LBound(seeds) To UBound(seeds)
Rnd -1 ' 乱数の内部状態をリセット(再現性を確保)
' シード値に基づいたダミーの Rnd 呼び出し(擬似的なシード適用)
For i = 1 To seeds(j) Mod 100
dummy = Rnd()
Next i
Cells(rowOffset, 1).Value = "シード値: " & seeds(j) ' シード値を表示
' 5個の乱数を生成
For i = 1 To 5
Cells(rowOffset + i, 1).Value = Rnd() ' セルに乱数を書き込み
Next i
' 次のシード値の出力位置を調整(間隔を空ける)
rowOffset = rowOffset + 7
Next j
End Sub
通常、Rnd()
関数は毎回異なる乱数を生成しますが、シードを固定することで再現性のある乱数列を作成し、セルに出力することができます。


ん…?毎回同じ条件で試すなら、普通に値を入力すればよくない?
と思うかもしれませんが、「ランダム性を含みつつ、同じ結果を再現したい場面」があるんですよね。
例えば、製品の不良品が発生する確率が3%で、100回の試行でどのような結果になるかをテストしたい場合。
乱数を使えば、現実の確率を模倣しつつ、同じ条件で繰り返し検証が可能になります。
顧客の購入額をランダムに設定してシミュレーションを行いたい場合、毎回手入力するのは非効率 ですよね。
Rnd -1を使えば毎回同じデータを生成できるため、テストの比較が簡単になります。

確かに手動で値を入力することもできますが、総数が増えるほど管理が大変になるため、こういった方法を知っておくと便利ですよ!
まとめ

エクセルのRAND関数は、業務効率を向上させるための強力なツールです。
RAND関数を使いこなせば乱数生成が自由自在になり、データ分析・資料作成・抽選作業などがスムーズに進むようになるでしょう。
この記事では、RAND関数の基本から、業務効率を上げる応用ワザ、VBAでの活用まで、以下のポイントに沿って解説しました。
- 基本:=RAND()で0~1未満の乱数を生成
- 応用:ROUND、INT、RANDBETWEEN関数との連携
- VBA:Rnd関数で自動化
この記事を参考にRAND関数を実際に使って、エクセル業務の効率化を体験してください!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
この記事があなたのエクセルスキルアップに貢献できれば幸いです。ぜひ、RAND関数をあなたの武器にしてくださいね!

