【もうイライラしない!】エクセル数値の端数処理をMROUND関数で秒速解決!業務効率爆上げテク

エクセル

会議資料の数字、なんだかゴチャゴチャして見にくい…

請求書の金額、端数があってスッキリしないなぁ…

エクセルで数値を扱う時、中途半端な端数って、意外とストレスですよね。 そのままでは見栄えも悪く、計算ミスにも繋がりかねません。

でも、もう大丈夫。この記事を読めば、エクセルのMROUND関数を使って、そんな悩みを一瞬で解決する方法がわかります。

  • 数値を指定した単位でキレイに丸める方法
  • 資料や請求書の見栄えを格段に向上させるテクニック
  • 手作業での丸め処理から解放され、業務効率を大幅アップ

この記事では、MROUND関数の基本的な使い方から、意外と知らない便利な活用方法まで、事例を交えて分かりやすく解説します。

さあ、あなたもMROUND関数をマスターして、数値処理のストレスから解放されてスマートに仕事をこなしませんか?

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もう端数にイライラしない!MROUND関数でスッキリ解決

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「へー、そんなことできるんだ!」MROUND関数ってどんなもの?

MROUND関数とは、「ある数値を指定した基準となる数値の倍数になるように丸めてくれる」とっても便利なものなんです。

「5の倍数で揃えたいな」とか「100円単位で丸めたい!」みたいな時に、MROUND関数を使えば、数値を一番近いキリの良い数字に自動で調整してくれます。

ゆうま
ゆうま

単純な四捨五入とはちょっと違って、特定の単位で数値を揃えたい場合にすごく役立ちますよ!

「いつ使うのがベスト?」活躍するシーンとメリット

では、MROUND関数はどんな場面で特に役に立つのか見ていきましょう。

価格設定

まずは、商品の値段を5円単位とか10円単位みたいに「特定の単位で揃えたい」時。

こうすることで、お客さんにとっても値段が分かりやすくなりますし、レジでの計算もスムーズになるんです。

例えば、ある商品の原価が128円だったとしましょう。それに利益を足して、販売価格が193円になったとします。

ここでMROUND関数を使って、195円に設定すれば、お釣りの計算が楽になりますし、お客さんにとっても分かりやすい価格になりますよね。

時間管理

会議の時間とか、作業にかかる時間を、15分単位とか30分単位で管理したい時にも使えます。

スケジュール管理が楽になって、時間の使い方の計画も立てやすくなりますよ。

プロジェクトの各タスクにかかる時間を記録する時に、あるタスクに27分かかったとします。

MROUND関数を使って15分単位で丸めれば、30分として管理できますよね。別のタスクが53分だったら、60分として管理できるわけです。

在庫管理

発注する数を、例えば10個単位でまとめたい時にも便利です。発注の作業が簡単になって、在庫の管理もしやすくなります。

ある商品の1ヶ月の平均販売数が137個だとしましょう。

発注の単位が10個の場合、MROUND関数を使って発注数を140個にすれば、在庫が足りなくなったり、余ったりするのを防ぎやすくなりますよね。

データ分析

数値を、特定の範囲とか区分で集計したり分析したりしたい時にも使えます。

例えば、アンケートの回答を5段階評価に丸めて分析する、なんてこともできますね。

アンケートの回答で、ある項目の評価が10点満点で集まったとします。

ある回答者の評価点が7点だった場合、MROUND関数を使って5段階評価に丸める(例えば、5を基準値にする)と、7点は一番近い5の倍数である5として扱えるんです。

もし評価点が8点だったら、10として扱います。こうすると、集計や分析がぐっと楽になりますよね。

MROUND関数を使うメリットは、手で計算する時のミスを防げることと、データに一貫性を持たせられること。

それに、複雑な計算式を書かなくても、直感的に数値を丸められるから、作業の効率もアップするんです。

今日から使える!MROUND関数のキホン

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「どう書けばいいの?」MROUND関数の構文

MROUND関数の書き方は、こんな感じです。

PowerShell
=MROUND(数値, 基準値)

「何を入れるの?」引数の意味と役割を分かりやすく解説

  • 数値
  • 基準値

ここには、丸めたい数値を入れます。

直接数字を入力してもいいですし、計算式の結果とか、数字が入力されているセルを指定することもできます。

ここは絶対に省略できません

PowerShell
=MROUND(12.7, 5)

みたいに直接数値を入力する以外にも、セルA1に「15.3」と入力されている時に

PowerShell
=MROUND(A1, 5)

と書くこともできます。

それに、

PowerShell
=MROUND(SUM(A1:A5), 10)

みたいに、SUM関数の結果を丸めることもできます。

=MROUND(SUM(A1:A5), 10)

この場合は、A1からA5のセルの合計が計算されて、その結果が10の倍数に丸められます。

ここには、数値を丸める時の基準となる倍数を入れます。

例えば、5の倍数に丸めたかったら「5」と入力しますし、100円単位で丸めたかったら「100」と入力します。ここも、数字だけじゃなくて、計算式とか、数字が入っているセルを指定できます。

こっちも省略はできません

基準値として直接「5」と入力する以外に、セルB1に「25」って入力されている時には

PowerShell
=MROUND(12, B1)

と書くこともできます。この場合は、12は25の倍数に丸められます。

ここで、ちょっと注意してほしい点があります。

符号について

「数値」と「基準値」の符号が違うと、エラーになります(エラー値#NUM!)。

例えば、

PowerShell
=MROUND(10, -5)

はエラーになりますのでご注意を。プラスの数をマイナスの倍数で丸めたり、その逆はできないんです。

=MROUND(10, -5)

「10個の商品を-5個単位で丸める」なんて状況、現実にはありえないですよね?MROUND関数は、数学的にもおかしい処理はしないようにできているんです。

知って得する!MROUND関数を使いこなす裏ワザ

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「もっと便利に!」MROUND関数の効果的な使い方

MROUND関数をもっと便利に使うためのヒントをご紹介しますね。

おススメは「絶対値を活用した丸め」です!

いつも切り上げに近い丸めとか、切り捨てに近い丸めをしたい場合は、ABS関数(絶対値を返す関数)とかSIGN関数(数値の符号を返す関数)と組み合わせて使うと便利ですよ!

常に大きい方の倍数に丸める場合

例えば、セルA1に入力されている「12」という数値を、基準値5の常に大きい方の倍数に丸めたいとします。

そんな時は、

PowerShell
=MROUND(ABS(A1) + 5/2, 5) * SIGN(A1)

と入力しましょう。

=MROUND(ABS(A1) + 5/2, 5) * SIGN(A1)
処理の流れ
  • まず、ABS(A1) でA1の絶対値、つまり12を取得します。

  • 次に、5/2 で基準値の半分、つまり2.5を計算します。

  • そして、ABS(A1) + 5/2 で 12 + 2.5 = 14.5 となります。

  • MROUND(14.5, 5) は、14.5に一番近い5の倍数である15を返します。

  • 最後に、SIGN(A1) でA1の符号、つまり正の数なので1を取得します。

  • 最終的に 15 * 1 で結果は15となり、12は5の倍数のうち大きい方の15に丸められる、というわけですね。

同じように、セルA1に「-12」と入力されている場合は、こうなります。

=MROUND(ABS(A1) + 5/2, 5) * SIGN(A1)

処理の流れとしては同じなので割愛しますね。

常に小さい方の倍数に丸める場合

今度は、セルA1に入力されている「12」という数値を、基準値5の常に小さい方の倍数に丸めたいとしましょう。

そんな時は、

PowerShell
=MROUND(ABS(A1), 5) * SIGN(A1)

と入力します。

=MROUND(ABS(A1), 5) * SIGN(A1)
処理の流れ
  • まず、ABS(A1) でA1の絶対値、つまり12を取得します。

  • 次に、MROUND(ABS(A1), 5) は MROUND(12, 5) と同じなので、10を返します。

  • そして、SIGN(A1) でA1の符号、つまり正の数なので1を取得します。

  • 最後に 10 * 1 で結果は10となり、12は5の倍数のうち小さい方の10に丸められる、というわけです。

こちらも、セルA1が「-12」でも処理方法は同じですね。

    「こうやって選ぼう!」他の関数との使い分け

    ROUND関数との使い分け

    ・ROUND関数 → 指定した桁数で四捨五入する
    ・MROUND関数 → 指定した倍数で丸める

    という違いがあります。

    小数点以下の処理をしたいならROUND関数、特定の単位で数値を揃えたいならMROUND関数、という風に、目的に合わせて使い分けるのが大事ですね。

    INT関数、FLOOR関数、CEILING関数との比較

    これらの関数が主に「丸め処理」に使われますが、丸める方向とか基準が違いますのでご注意を。

    INT関数 → 数値を一番近い整数にする
    FLOOR関数 → 指定された基準値の倍数のうち、一番小さい値に丸める
    CEILING関数 → 一番大きい値に丸める
    MROUND関数 → 一番近い倍数に丸める

    どの関数を使うかは、状況によって選びましょう!

    「こんな使い方も!」MROUND関数の便利な活用例

    時間計算への応用

    「時間の計算で分単位で丸めたい時」にMROUND関数が使えます。

    例えば、セルA1に「10:37」と入力されている場合、15分単位で丸めるには

    PowerShell
    =MROUND(A1*24*60,15)/24/60

    と入力しましょう。

    =MROUND(A1*24*60,15)/24/60

    これは、時間のデータを「時間」という単位から「分」という数値にいったん変換して、MROUND関数で丸めた後、また時間の単位に戻しています。

    処理の流れ
    • まず、セルA1に入力された「10:37」を、エクセルは日付のシリアル値として認識します。

      A1*24*60 で、時間のデータを分単位の数値に変換します(10時間37分は637分になります)。

    • 次に、MROUND(637, 15) で637を15の倍数に丸めます。

      一番近い倍数は630なので、結果は630になります。

    • 最後に、630/24/60 で分単位の数値をまた時間単位に戻します。

      630分は10.5時間となり、エクセルはこれを「10:30」と表示します。
      (表示したいセルの表示形式にはご注意ください)

    通貨換算への応用

    外貨を日本円に換算する時に、特定の単位で丸め処理をしたい場合にMROUND関数が使えます。

    例えば、セルB1に1ドルで「150.35」円が入力されているとして、セルA1に入力された「12.5」ドルを10円単位で日本円に換算するには、

    PowerShell
    =MROUND(A1*B1, 10)

    と入力します。

    PowerShell
    =MROUND(A1*B1, 10)

    PowerShell
    =MROUND(12.5*150.35, 10)

    PowerShell
    =MROUND(1879.375, 10)

    という流れで計算されて、計算結果は1880(円)となります。

    =MROUND(A1*B1, 10)

    MROUND関数を使いこなすために

    MROUND関数を使いこなすために

    「知っておくと安心!」MROUND関数の注意点

    端数が0.5の場合の丸め

    MROUND関数は、丸める数値がちょうど2つの倍数の真ん中にある場合、偶数の方の倍数に丸めるというルールがあります。

    例えば、「=MROUND(2.5, 2)」 は 2 になりますし、

    =MROUND(2.5, 2)

    「=MROUND(3.5, 2)」 は 4 になります。

    =MROUND(3.5, 2)

    この動きを知っておけば思わぬ結果になるのを防げますので、ぜひ覚えておきましょう!

    仕事で使う場合は、この丸め方が適切かどうか考える必要がありますね。

    複雑な丸め処理

    もっと複雑な条件で丸めたい場合は、MROUND関数だけじゃなくて、ROUNDUP関数とかROUNDDOWN関数、それにIF関数なんかを組み合わせると、もっと自由に処理ができるようになります。

    例えば、ある金額より大きい場合は切り上げて、それ以外の場合は切り捨てるとか、色々なことができますよ。

    商品の価格を決める時に、計算した結果が1000円以上の場合は100円単位で切り上げて、1000円未満の場合は50円単位で切り捨てたいとします。

    この場合は、こんな数式になります。

    PowerShell
    =IF(A1>=1000, CEILING(A1, 100), FLOOR(A1, 50))

    仮にセルA1に「1050円」と入力されている場合、1000円以上なので CEILING(1050, 100) が実行されて、結果は1100円に。

    =IF(A1>=1000, CEILING(A1, 100), FLOOR(A1, 50))

    また、セルA1に「880円」と入力されている場合、1000円未満なので FLOOR(880, 50) が実行されて、結果は850円になります。

    =IF(A1>=1000, CEILING(A1, 100), FLOOR(A1, 50))

    MROUND関数は、ちゃんと理解して活用すれば、毎日の仕事での数値処理を効率的に、そして正確にしてくれる、とっても頼りになるツールです。

    ぜひこの解説を参考に、MROUND関数を使いこなしてみてくださいね!

    まとめ

    まとめ

    この記事では、エクセルのMROUND関数を使って、数値を指定した基準値の倍数に丸める方法を解説しました。

    これまで、端数処理に頭を悩ませていた方も、MROUND関数の便利さを実感できたのではないでしょうか?

    • MROUND関数の基本構文
    • 便利な活用シーン
    • 他の関数との連携
    • 使用時の注意ポイント

    MROUND関数を使いこなせば、資料の見やすさが向上し、顧客への印象もアップします。さらに、手作業での丸め作業から解放され、貴重な時間をより有意義なものに費やすことができるでしょう。

    今日から、ぜひ積極的に活用して、あなたのエクセルスキルをレベルアップさせてください!

    この記事が、あなたの業務効率化の一助となれば幸いです。

    ゆうま
    ゆうま

    最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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    この記事を書いた人

    【2024年10月ブログ開設】
    見に来てくれてありがとうございます!
     
    【発信内容】
    本業で管理職をやる傍ら、趣味として会社に頼らずに生きるためのスキル磨きをしてきた経験を「お役立ち情報」として発信。
     
    【将来の夢】
    家族と田舎で半自給自足しながらパソコンで生活費を稼いでのんびり生きること。

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