【もう残業しない!】エクセル切り上げCEILING関数で、面倒な端数処理を秒速自動化する裏ワザ

エクセル

また手計算するのか…面倒だな…

この端数、どう処理するのが正解だっけ?

日々の業務で数値をきりの良い数字に調整する作業、地味に手間がかかりますよね。毎回電卓を叩いたり、関数を駆使したり…。

「もっと簡単に、ミスなくできたら…」そう思ったことはありませんか?

実は、エクセルのCEILING関数を使えば、そんな悩みが一瞬で解決するんです!

  • 指定した単位で数値を自動で切り上げ
  • 目標値の設定が思い通りに
  • 煩雑な端数処理から解放され、業務効率が大幅アップ

この記事では、CEILING関数の基本的な使い方から、役立つ応用テクニック、さらにはエラー解決まで、あなたの「知りたい!」に徹底的にお答えします。

さあ、この記事を読んで、エクセルでの数値処理をもっとスマートに、そして正確にしませんか?

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もう計算ミスしない!CEILING関数で業務がサクサク進む!

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「もう手計算は卒業!」端数処理を自動化する秘訣

CEILING関数は「数値を指定した基準値の倍数に切り上げてくれる」という、とっても便利な機能。

今まで手作業でやっていた煩雑な端数処理から解放されるだけでなく、計算ミスもグッと減らせるため業務効率が上がること間違いなしですよ!

例えば、運送業で配送料金を計算する場面を想像してみてください。荷物のサイズによって料金が段階的に設定されているとします。

あるサイズの荷物の料金が2500円で、次のサイズ区分の料金が3000円だとしましょう。「もし、この荷物がもう少し大きかったら…」なんて、いちいち手計算するのは面倒くさいですよね。

ゆうま
ゆうま

そこでCEILING関数の出番です!

荷物のサイズを数値化して、基準値を設定してあげるだけで「あるサイズを超えたら、自動的に次の料金区分にする」という処理を自動化できるんです。

具体的には、荷物のサイズが「2.3」単位で、料金区分を「1」単位で区切るという基準値を設定した場合、

PowerShell
=CEILING(2.3, 1)

と入力すると、結果は「3」。

=CEILING(2.3, 1)

つまり「3000円の料金が自動で適用される」というわけなんです。これは便利ですよね!

手計算によるミスを防ぎ、料金計算のルールを一貫して適用できるのが、CEILING関数の良いところなんです。

「目標達成まであとちょっと!」数値をきりの良い数字にする方法

商品の販売数を一定のロット数単位で管理したい時や、時間単位で料金を計算する時にも、CEILING関数は大活躍します。

具体的な例を挙げましょう。

商品の販売数を一定のロット数単位で管理したい時

例えば、12個入りの商品があり、販売部門から「38個」の発注があったとします。この時に

PowerShell
=CEILING(38, 12)

と入力すると、発注数を自動的に次のロットである「48個」に調整してくれるんです。

=CEILING(38, 12)

これなら、在庫管理もぐっと楽になりますし、端数の商品を保管する手間も省けますよね。

時間単位で料金を計算する時

例えば、30分単位で料金を設定しているサービスで、利用時間が「1時間10分」つまり70分だったとします。

この場合、

PowerShell
=CEILING(70, 30)

と入力すれば、料金計算の単位は自動的に「90分」に切り上げられ、料金計算がスムーズに進むんです。

=CEILING(70, 30)

CEILING関数って難しいの?基本のキから優しく解説!

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「どうやって使うの?」引数の意味を理解しよう

CEILING関数の構文はすごくシンプルで、

PowerShell
=CEILING(数値, 基準値)

たったこれだけ。

数値

切り上げたい対象となる数字のことですね。

基準値

「この値の倍数に切り上げる」というルールを決めるのがこの基準値の役割なので、必ず指定する必要があります。

「やってみよう!」CEILING関数の使い方をステップごとに解説

百聞は一見に如かず。実際にCEILING関数を使ってみましょう!

ここでは、商品の価格を10円単位で切り上げたい場合を例にご説明しますね。

  • 対象の数値を入力

    商品の価格「105円」を準備します。

    対象の数値を入力
  • 基準値を入力

    今回は基準値として「10」を指定します。

    基準値を入力
  • 関数の入力

    最後に関数を入力しましょう。

    PowerShell
    =CEILING(A2,B2)
    関数の入力

    これで「105を10の倍数で切り上げた数値」として「110」が表示されます。

引数に直接数値を入力しても良いですし、上の例のようにセル参照でもOKです!

実はこんなこともできる!差をつけるための裏ワザ

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「え、組み合わせるの?」ROUNDUP関数とCEILING関数でさらに便利に!

CEILING関数だけでも十分便利ですが…なんと!!

ROUNDUP関数と組み合わせることで、さらに柔軟な数値処理が可能になるんです。

例えば、計算結果を小数点以下2桁で切り上げた上で、さらにその結果を5の倍数に切り上げたいなんていうちょっと複雑な処理も、この二つの関数を組み合わせれば実現できちゃうんですよね。

ゆうま
ゆうま

具体的な例を見てみましょう!

・消費税込みの価格を計算する
・最終的な価格を5円単位で切り上げたい
・商品の税抜き価格が「388円」
・消費税率を10%と仮定

上記の条件で計算したい場合、まずはROUNDUP関数で消費税込み価格を計算します(小数点以下2桁まで表示)。

PowerShell
=ROUNDUP(388 * 1.1, 2)

この計算結果は「426.80」となります。

=ROUNDUP(388 * 1.1, 2)

次に、この結果をCEILING関数で5円単位に切り上げます。

PowerShell
=CEILING(426.80, 5)

計算結果は「430.00」となり、最初の条件をクリアできましたね!

=CEILING(426.80, 5)

わかりやすいように分解して説明しましたので、以下にまとめて処理するための関数式を↓

PowerShell
=CEILING(ROUNDUP(388 * 1.1, 2), 5)
=CEILING(ROUNDUP(388 * 1.1, 2), 5)

もちろんこれもセル参照設定できますので、構造を参考にしてくださいね!

「え…まじで!?」CEILING関数で切り下げもできるってホント?

CEILING関数は通常「切り上げ」に使用される関数ですが、実はちょっとした工夫で「切り下げ」と同様の結果を得ることができます。

この方法を覚えると切り下げ用の関数を使用せずに切り下げを実現できるようになるため、ぜひ覚えていきましょう!

ポイントは 「符号を反転する」 こと。この仕組みをうまく利用することで、CEILING関数でも切り下げを実現できます。

反転の仕組みを理解しよう

CEILING関数で「切り下げ」を実現するためのポイントは以下。

元の数値を負の値に変換

まず、切り下げたい数値を負にします。これにより、CEILING関数が「切り下げのような動作」をします。

結果を正の値に戻す

計算結果を再度正に戻すために、CEILING関数の外側に「-」を付けます。この操作が「符号を反転する」という意味ですね。

実際の例で理解しよう

例1:在庫数を10単位で切り下げたい場合

商品の在庫数が「127個」あり、これを10単位で切り下げて管理したいとします。この場合、次のように記述します。

PowerShell
=-CEILING(-127, 10)

計算としては「-127」を基準値「10」で切り上げて「-120」となり、結果の「-120」を先頭の「-」で符号反転して「120」という結果を得られます。

=-CEILING(-127, 10)
例2:予算を100万円単位で切り下げたい場合

プロジェクトの予算が「385万円」で、これを100万円単位で切り下げたいとしましょう。この場合、次のように記述します。

PowerShell
=-CEILING(-385, 100)

計算の手順は同じなので省略。結果は「300」になります。

=-CEILING(-385, 100)

反転を活用するメリット

  • シンプルな式で切り下げが可能
  • 応用が効く

他の関数(FLOORやROUNDDOWNなど)を使わずに、CEILING関数のみで処理できます。

単位が10、100、1000など様々な倍数に対応でき、非常に汎用的です。

注意点

CEILING関数の第2引数(基準値)は必ず正の値を指定しましょう。負の値を指定するとエラー(#NUM!)になってしまいます。

負の値を指定するとエラー

また、重要なのは数式内の「符号を反転する」部分(先頭の「-」)です。これを忘れると意図した結果になりません。

CEILING関数で失敗しない!エラー解決Q&A

CEILING関数で失敗しない!エラー解決Q&A

「エラーメッセージが出た!」#VALUE! ってどういう意味?

CEILING関数を使っていると「#VALUE!」というエラーメッセージが表示されることがあります。

これは、引数に数値以外のデータ、例えば文字などを入力してしまった場合に表示されるエラーなんです。

ゆうま
ゆうま

まずは、引数に正しい数値が入力されているか、落ち着いて確認してみましょう!

例えば、商品の価格が入力されているセルを参照しようとした時に、うっかり商品名が入力されているセルを選んでしまったみたいな感じですね。

具体的には、セルA1に「りんご」、セルB1に価格「150」と入力されている状態で

PowerShell
=CEILING(A1, 10)

と入力すると、A1には数値データではなく文字列の「りんご」が入っているため「#VALUE!」エラーが表示されてしまうというわけです。

「#VALUE!」エラー

基準値についても同じことが言えます。エラーが出たら、まずは入力した内容を一つ一つ丁寧に確認することが大切ですね。

「思った通りにならない…」基準値の設定、何に気をつければいい?

基準値の設定を間違えてしまうと、CEILING関数が期待通りの結果を返してくれないことがあります。あれ?っと思ったら、基準値の設定を見直してみましょう。

例えば、基準値を「0」に設定した場合、計算結果は「0」しか返ってきません。

基準値を「0」に設定

また、基準値に小数点を含む数値を指定した場合も、思った通りの結果にならないことがあります。

基準値に小数点を含む数値を指定した場合

一般的には基準値は整数で指定することが多いので、覚えておくと良いでしょう。

「うっかりミスをなくしたい!」入力時のチェックポイントは?

よくあるミスとしては2種類。

スペルミス

例えば、CEILING関数を入力する際に、うっかり「CELLING」と入力してしまったとします。関数名が正しくないので、エクセルは「何の関数だろう?」と迷ってしまいエラーが表示されてしまいます。

エクセルには関数の入力支援機能や数式バーといった便利な機能があるので、これらを活用することで、入力ミスをグッと減らすことができますよ。

記述ミス

・カンマ「,」)が抜けている
・引数の数が違う
・数値と基準値の間が空白

こうした「うっかりミス」でもエラーになるため、気をつけてください!

数式バーには入力中の関数の引数の形式が表示されるので、これを参考にしながら入力とミスを減らせますよ。

まとめ

まとめ

この記事では、エクセルのCEILING関数を活用して数値の切り上げ処理を自動化し、業務効率を向上させる方法を解説しました。

手計算によるミスや煩雑な端数処理に悩まされていた日々から解放され、よりスマートに業務を進められる未来が待っているでしょう。

  • CEILING関数の基本:指定した基準値で切り上げ
  • 目標値設定への応用:きりの良い数値で管理
  • ROUNDUP関数との連携:より柔軟な数値処理
  • 意外な使い方:負の数で切り下げも可能

CEILING関数は、一度使い方をマスターすれば、日々のエクセル作業を格段に楽にしてくれる強力なツールです。

特に、目標管理や料金計算など一定の基準値で数値を扱う場面では、その効果を最大限に発揮します。

今回ご紹介した応用テクニックやエラー解決方法も参考に、ぜひあなたの業務に取り入れてみてください!

この記事が、あなたのエクセルスキル向上、そして日々の業務効率化に少しでも貢献できたなら幸いです。

ゆうま
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

【2024年10月ブログ開設】
見に来てくれてありがとうございます!
 
【発信内容】
本業で管理職をやる傍ら、趣味として会社に頼らずに生きるためのスキル磨きをしてきた経験を「お役立ち情報」として発信。
 
【将来の夢】
家族と田舎で半自給自足しながらパソコンで生活費を稼いでのんびり生きること。

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